ピアノ

初めてのヤマハピアノコンクール

コンクールとは

コンクールの案内

長女がピアノを習い始めて2か月経ったころ、

担当の先生から

「コンクールの案内がありますが、興味があれば・・・」

と言われ、コンクールに縁のない私はどう思ったかというと、

母Keimi
母Keimi
舞台で見れる発表会。参加したい

注)参加するのは、長女です!

そしてルンルンでコンクールのパンフレットを頂いて帰りました。

家に帰ってからパンフレットの中身を見ると、

「オーディション」「本選」「金賞」「トロフィー」

などのまぶしい文字が!

これは「優れた演奏者を選ぶコンクールだ!!」とようやく気付きました。

コンクールのお値段

オーディション3,300円
本選7,700円

オーディションお手頃価格♪

コンクールまで4か月

4か月でしたこと

曲選び。

演奏時間は2分以内。

先生が長女の力量を考えて選定してくれた短い曲を聴いてその中から長女の気に入った曲を2曲選びました。

・バレリーナの悲しみ

・かわいいうさぎ

長女は哀愁漂う曲が好みです。

かなしいまま終わらないで、「かわいいうさぎ」でバランスも取れた2曲だと思います。

練習

コンクールで弾く曲を選んでからの週1回のピアノレッスンでは30分すべてコンクールの練習になりました。

コンクールが終わるまでヤマハのテキストは休憩です。

レッスンでの練習

コンクール用に2曲選びましたが、2曲を少しずつ同時に指導してくださいます。

1曲完成させてからではないのですね。

家での練習

基本的には毎日ピアノで練習していました。

曲が弾けるようになるのが、とても楽しいようで自発的にピアノに向かってくれるのはとても助かります。

「練習しないの?」「練習したほうがいいよ」

と言う方も言われる方も気持ち良くないですから。

スランプ&後悔

自分で楽しんでピアノの練習をしていたので、2曲とも楽譜を見ないで弾けるようになったのも早かったです。

しかし、強弱のテクニックの部分が入ってくると、弱く弾くところが音が出ないということが多くなりました。

気持ちを込めて、体も使って弾いていました。

だけど、ピアニッシモが弱すぎて音が出ない。

コンクールまであと1か月。

先生のレッスンは3回ほど。

焦ったのは母でした。

母Keimi
母Keimi
音が出ないより出る方がいいから、強弱を付けなくていいよ

後ほど、この言葉は後悔することになりました。

先生に相談すればよかったし、我が家の電子ピアノが反応が悪いだけだったかもしれない。

どの程度弱くすればいいのか思考錯誤して残り1か月練習すれば、間に合ったのではないか?

ヤマハコンクール当日

ヤマハの本部のようなところへ行き、受付を済ませると、

長女の演奏が10:36からで、それは3番目の演奏者でした。

毎週レッスンで通っているヤマハの受付のフレンドリーさとは違って、

真面目な、そして、冷静な対応でその雰囲気に若干緊張。

全然、にこやかなムードじゃない。

他にも演奏者が何名もいらしているのに、みんな静か。

集中力を高める場所、それがコンクール当日の待合室

でも、長女も緊張しているだろうし、
そんな雰囲気で不安にさせてはいけないし待ち疲れも避けたいので、
第一演奏者が案内されるまでは、小さな声で「アルプス一万弱」をして
時間つぶしをしました。

長女の顔に笑顔が!

第一演奏者が案内されたので、お遊びはやめて、楽譜を長女に手渡し、
頭の中で復讐してもらおうと思いました。

がっ!!見ませんでした。

そんなこんなで、長女の番。

コロナ対策なのか分かりませんが、演奏者と入室できるのは、
担当講師1名および保護者1名のみ!

次女も連れて行きまして、小さい子供は人数に入らないから、
先生と私と次女で入室できると思いきや、
次女は入れないと。

次女はだいたいおとなしくしていられるので、考えていませんでしたが、
小さい子供は騒いだり動いたりするのが世の常識。
コンクールのような選考の真剣な場に入れませんでした。

コンクールへの認識が甘かった!

とういうことで、入室は担当の先生にお願いをして、
次女と私は選考室の外で待機。

ドアのほそーい窓から見てもいいとお許しを得たので、
その細い隙間から見ていました。

次女は最初の方に待っていてと話していた椅子に一人で座りに行きました。
(偉い子だ)

室内は、壇上にグランドピアノ、客席側に2人の審査員、端にはストップウォッチをもった人。

これが、コンクールか・・・

皆が皆、真剣な中、なんとか長女が弾き終わりました。

丁寧に弾けていて、ノーミスを優先させた演奏でした。

いつもの抑揚をつける演奏だと、まだ指の強弱がうまくいかず、
弱いタッチで音が出なかったり、強く弾く意識でミスしたりしていました。

6歳なりに考えた結果の演奏方法なんだろうと思うと、
赤ちゃんの頃の長女を思い浮かべては、大きくなったな、と感慨深い思いでいっぱいになりました。

演奏が終わり一礼をしたあと、選考室から担当の先生と一緒に出てきて、
次女のところまで歩いたら、
長女が私の体に顔をうずめてきました。

そして、そこから顔を上げることなく動かない。

長女なりにやりきって、緊張の糸が切れたのでしょう。

顔を覗き込むと泣きそうな顔をしていました。

なんという繊細で頑張り屋さんな子。

担当の先生に挨拶をして、ヤマハのビルを後にしました。

ビルを出た瞬間から、いつもの長女に戻りました。

長女
長女
すっごく緊張した、胸がバックンバックンしたよ

心臓が破裂しそうだった!って言うんです。

長女3日前から緊張していたって言うんです。

長女の性格ですね。思っても口に出さない。

そして、そんな経験、私の幼児期はなかったよ・・・
私も発表会には出たけど、そんな記憶ないな。
能天気な性格だからかなぁ。

長女、偉いなぁ。

重荷にならないように、きちんと説明してないけど、
コンクールの意味もわかっての重圧だったのかな。

とにかく、終わって気持ちを晴れやかになりました。

長女
長女
これで、コンクール以外の曲もレッスンでできるね

あ、やっぱりそう思ってたか。

他の曲を弾きたいと言わず、毎日コンクールの課題曲を練習して偉かったね。

余談ですが、他にも甘かった点があって、
家での練習では
演奏前に名前を呼んで→お辞儀→拍手→歓声(「わー」とか、「頑張ってー」とか・・・)

本番を意識するならば、こんなことしてはいけません。

本番はそんな雰囲気じゃ全然なくて、能天気な自分が恥ずかしいっす。

ヤマハのテキストをこなしながら、コンクールの課題曲をするのかと思っていたので、
それもまた能天気な考えだったのでしょうね。

選考の通知

コンクールが終わった6日後に、自宅にはがきで通知が来て、1週間後にヤマハのHPで選考の結果が出されます。

審査員2名のコメント付きでどのような評価なのかわかります。

長女の次回のコンクールの課題は、抑揚とお辞儀となりました。

コンクールへ出場する意味

自分が成長するために必要な試練

残念な結果でしたが、それを受け止めることも大事。

その後も「目的をもって取り組む」ことがどんなに大事かわかります。

ピアノだけではなく、勉強も、習い事も、食事も、遊びに至るまで目的を持つことが自分を高めること。

今回学んだこと

生き物として、目的を意識して生きていくということが大事だと学びました。

ABOUT ME
Keimi
Mild educator(造語)のKeimiです。長女(8歳)と次女(5歳)二児の母。 Mild Educatorとは?: 幼児向け学習ドリル、幼児雑誌、知育玩具、子供の習い事等探すのが好きで、結果、外から見れば教育ママみたいな行動をしています。 「やりなさい」とは言わない教育、「これがあるよ~」という、成長の種を蒔くマイルドな教育ママ=”Mild Educator”ということです。 Mild Education=まいえでゅ=My Educationで自分なりの教育方法を模索中。このような環境によって、10年後には、どうなっているか、20年後にはどんな大人になっているのか?その時に振り返るために記録していきます。 そして、子供二人とも遠視の診断を受け、治療用メガネを相棒に持っています。遠視眼鏡は小学校高学年には終了して、裸眼で過ごすと言われています。メガネ治療についても記録していきます。 よろしくお願いいたします。

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